東京都西東京市Tハウス
無駄なく効果的に活用される空間東京都西東京市に建つ、木造2階建て + ロフト + ルーフテラスの「小さくても良い家」。
外観
西東京市の住宅街ながら、近隣は広大な農地。東西の眺望の良さを取り込みつつ、将来的に建物が建つと予想される南側からの採光と風通しを、長期的な視点で確保することが求められました。第一種低層住居専用地域で建ぺい率・容積率が厳しいため、緩和規定を利用してグレーチングテラスやロフトを設け、空間的に補っています。
LDK・リビング
リビングは、グレーチングテラスと一体的に使えるよう2階に設けました。南に向かって上がっていく勾配天井の高窓が採光を確保し、吹抜けと合わせて開放的な空間になっています。
キッチン
キッチンの裏手にはバルコニーがあり、西側の農地の眺望を望めます。土地探しの段階から予算と面積のバランスを詰めたからこそ、こうした余白を建物に組み込めました。
建築家コメント
西東京市の住宅街ではありますが、近隣が広大な農地に接している環境の良い住宅です。「土地探しからの家づくり」をご利用いただき、予算・希望床面積から逆算して土地の広さを決め、広めの土地を分割購入するという、一般的には珍しい方法での土地取得となりました。
この点が「坪単価が決められているデザイン住宅」の良さであり、予算に応じて土地購入時点で土地と建物のバランスをマネジメントできることが特徴です。無理して高い土地を購入したことで建物にかけられる予算がなくなるのを防ぐことができます。また、国産材利用の木材ポイントを利用し、少しでもコスト負担を減らす努力も同時に行っています。
計画としては、東側・西側の眺望の良さを取り入れつつ、将来的に住宅が建つことが予想される南側からの採光・風の通しを、将来にわたって確保することが求められていました。第一種低層住居専用地域のため建ぺい率・容積率が厳しく、緩和規定を利用してグレーチングテラスやロフトを設けることで、空間的に補えるよう計画しました。
リビングはグレーチングテラスと結びつけ、一体的に利用できるよう2階に設けました。南側に向かって上がっていく勾配天井の高窓により採光を確保し、吹抜けと合わせて開放的なリビングとなっています。
西側の農地の眺望は、吹抜けからアクセスできるルーフテラスや、キッチン裏のバルコニーから望むことができ、とても気持ちの良い空間となっています。
テラス・屋外空間
西側に広がる農地の眺望は、吹抜けからアクセスできるルーフテラスや、キッチン裏のバルコニーから望むことができます。厳しい建ぺい率・容積率の制約を、屋外空間の充実によって補いました。
階段・動線
2階リビングからロフトへの階段は、鉄骨階段としました。踏み板を細くできる鉄骨だからこそ、視線が抜け、開放性を損なわずに上下階をつなげます。
寝室・居室
居室は将来2部屋に分けられる可変性を持たせています。家族の変化にあわせて、間取りをあとから調整できる計画です。
トイレ
トイレは階段下のスペースを利用しています。壁に埋め込み収納を設けているため、トイレットペーパーなどのストックを、場所を取らずにしまえます。
収納
ファミリークローゼットを設け、家族の衣類をまとめて収納できるようにしました。
ロフト
ロフトはLDKとつながり、開放性の高い空間です。ロフトから続くルーフバルコニーからは、西側に広がる農地を望むことができます。厳しい建ぺい率・容積率の制約のなかで、緩和規定を活かしたこのロフトが、暮らしの豊かさを補っています。
書斎・ワークスペース
書斎は寝室とつながっています。ここからも、西側に広がる農地を望むことができます。
和室
和室はリビングの横にあり、小上がりになっています。小上がりはそのままリビングからテラスへの窓台となり、下部は収納として使えます。座る場所、眺める場所、しまう場所を、ひとつの段差が兼ねています。